シロアリが出やすい土地はある?田んぼ跡・造成地・川沿いの家で気をつけたいこと

シロアリが出やすい土地はある?田んぼ跡・造成地・川沿いの家で気をつけたいこと

「同じ時期に建った家なのに、うちだけシロアリが出た」——床下点検の現場で、ときどき聞くお話です。

シロアリの被害は、家の建て方や築年数だけで決まるわけではありません。結論からお伝えすると、家が建っている「土地」の性質も、シロアリの出やすさに関わっています。

この記事では、シロアリ防除と地盤調査の両方を行っている私たちヤマト産業が、どんな土地で注意が必要なのか、そして今住んでいる家で何ができるのかをお伝えします。

シロアリは「土の中」から来て、「湿気」を頼りに上がってきます

まず、シロアリの基本をおさらいします。

日本の住宅被害の多くを占めるヤマトシロアリは、土の中に巣をつくり、土の中を通って家にやってきます。そして、乾燥に非常に弱い虫です。そのため、湿った土、湿った木材がある場所を好みます。

ヤマトシロアリの被害が床下から1mくらいの高さに集中しやすいのは、土から自分で運び上げられる水分の高さが、おおむね1m前後だからです。言いかえると、土地そのものが湿っていて、床下の湿気が高い家ほど、シロアリにとって暮らしやすい環境になります。

しろあり防除施工士のキャラクター Bジョージ

シロアリは、湿った土と木が大好きです。
土地の湿り気も、一緒に見てみましょう。

注意したい土地の特徴

一般的に、次のような土地は湿気がこもりやすく、シロアリにとって条件がそろいやすい傾向があります。もちろん、当てはまるから必ず被害が出るというわけではありません。「点検の間隔を少し意識したほうがよい土地」と考えてください。

– 注意したい土地の特徴 –
田
田んぼ・畑・ため池の跡
湿気地下水が浅く、土が水を含みやすい
地盤軟らかい層が残り、ゆっくり沈むことがある
盛
造成地の盛土
湿気盛った土が締まるまで水を含みやすい
地盤盛土と切土の境で沈み方に差が出やすい
川
川沿い・低地・谷の出口
湿気周囲から水が集まりやすい
地盤軟らかい地盤が厚いことがある
陰
北側の斜面・日当たりの悪い土地
湿気地面が乾きにくい
地盤斜面の上下で地盤の条件が違うことがある
林
林・竹林・公園などの近く
環境もともとシロアリが多い環境が近い

田んぼ・畑の跡

田んぼだった土地は、もともと水を張るための土地です。地下水が浅いことが多く、粘り気のある土は水を含んだまま乾きにくい性質があります。床下の土が湿りやすく、床下全体の湿度が上がりやすくなります。

造成地の盛土

山や丘を削って平らにした造成地では、削った部分(切土)と土を盛った部分(盛土)が混ざっていることがあります。盛土は締まるまでに時間がかかり、水を含みやすいのが特徴です。

また、造成の際に木の根や切り株、木くずが土の中に残っていると、それ自体がシロアリのエサになることがあります。家の外の土の中に、エサと湿気がそろってしまうのです。

川沿い・低地

川の近くや周りより低い土地は、雨水や地下水が集まりやすい場所です。大雨のあとに水たまりがなかなか引かない土地は、床下も湿りやすいと考えてください。

ハザードマップでは、浸水の想定だけでなく、その土地がもともと低い場所かどうかも分かります。

土地の湿気は、地盤とシロアリの「両方」に関わります

湿気がこもりやすい土地とシロアリの関係を示すイメージ図
田んぼ跡など湿気がこもりやすい土地のイメージ図。床下の湿気、盛土と粘土層、浅い地下水、地盤の沈みによる基礎のひびと、そこへ近づくシロアリの関係を示しています。

ここで、私たちが地盤とシロアリの両方を扱う会社としてお伝えしたいことがあります。

上の図を見ていただくと分かるとおり、湿気がこもりやすい土地は、地盤が軟らかかったり、沈み方に偏りが出やすかったりする土地と重なることが多いのです。

軟らかい地盤の上では、家がわずかに傾いて沈む「不同沈下」が起きることがあります。すると基礎にひび割れが入り、そのひびが湿気とシロアリの入り口になります。

つまり、土地の性質は、次の2つの道でシロアリの被害につながることがあるのです。

– 土地の湿気がシロアリにつながる2つの道 –
湿気がこもりやすい土地(田んぼ跡・盛土・低地)
▼ ▼
暮らしやすい環境をつくる
床下の土がいつも湿る
▼
床下の湿度が上がる
▼
シロアリが住みつきやすくなる
入り口をつくる
軟らかい地盤が少しずつ沈む
▼
家がわずかに傾く(不同沈下)
▼
基礎にひび=シロアリの入り口
▼ ▼
シロアリの被害につながる

今住んでいる家でできること

土地は変えられません。しかし、湿気とシロアリへの備えは、住んでいる家でもできます。

– 今住んでいる家でできること –
1.
土地の成り立ちを知っておく
購入時の資料や地盤調査報告書、古い地図などで、もとが田んぼや盛土かどうかを確認しておきます。
2.
家のまわりを湿らせない
雨どいの排水が基礎のそばにたまっていないか、植木鉢や木材、段ボールを基礎に沿って置いていないかを見直します。
3.
床下の換気口をふさがない
物を置いて換気口をふさぐと、床下の湿気が抜けにくくなります。
4.
基礎のひび割れを見ておく
幅の太いひびや、斜めのひびがあれば点検をおすすめします。
5.
点検の間隔を意識する
予防工事の効果が切れる5年を目安に、床下の状態を確認します。
土地は変えられなくても、湿気とシロアリへの備えは住んでいる家でできます。

京都府を含む近畿地方は、公益社団法人日本しろあり対策協会の標準仕様書で、床下の土壌処理を行う地域に区分されています。北海道以外の全国がこの区分で、それだけシロアリへの備えが必要な地域だということです。

しろあり防除施工士のキャラクター Bジョージ

土地のことが気になったら、床下を見てみましょう。
湿気の具合は、床下でいちばんよく分かります。

床下点検では、土地のサインも見ています

私たちの無料床下点検では、シロアリの被害や蟻道(シロアリがつくる土のトンネル)の有無だけでなく、次のような点も確認しています。

  • 床下の土の湿り具合、換気・湿度の状態
  • 基礎のひび割れ(床下側からの確認)
  • 配管からの水漏れ
  • 断熱材の状態

湿気が高い原因が、土地なのか、換気なのか、水漏れなのか。原因によって必要な対策は変わります。点検から提案、施工までを全て自社のスタッフが対応しますので、地盤と床下をあわせて見立てることができます。

まとめ

  • シロアリは土の中から来て、湿気を頼りに上がってきます
  • 田んぼ跡・造成地の盛土・川沿いや低地・日当たりの悪い土地は、湿気がこもりやすい傾向があります
  • 湿気がこもりやすい土地は、地盤が軟らかい土地と重なることが多く、基礎のひび割れからシロアリが入ることもあります
  • 土地は変えられなくても、家のまわりの湿気対策と、定期的な床下点検で備えることができます

ご自身のお家がどの状態か、確かめるのは難しいものです。私たちヤマト産業では、京都府宇治市を拠点に関西5府県で30年、累計10万件超の施工実績を重ねてまいりました。まずは無料の床下点検から、お気軽にご相談ください。

シロアリ・雨漏り・地盤調査・断熱・住宅診断のお悩みは、関西エリア(京都・大阪・奈良・兵庫・和歌山)であれば、ヤマト産業にお任せください。

お見積り・ご相談は無料です。

フリーダイヤル:0120-641-844(通話料無料/8:00 – 17:00、日祝休)

公式サイト:https://yamato-sangyo-kyoto.com/

中岡 亘由

この記事を監修した人

ヤマト産業取締役。シロアリ業界歴約30年。”コワモテ”だが、部下からは優しいと定評があります(笑)シロアリ駆除、防除、雨漏り防水のコトなら何でも聞いてください!

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京都のシロアリ駆除・雨漏り防水工事専門業者ヤマト産業。寺社仏閣や大手会社の請負歴30年、1000件以上の実績。表面波による地盤調査では取り扱い件数No.1の実績があります。シロアリ駆除・雨漏り防水のほか、地盤調査、害虫・害獣駆除、断熱工事、その他リフォームもお任せ!京都・大阪・奈良エリア対応可。