シロアリ対策は何年ごとにする必要がある?その年数と理由を徹底解説

シロアリ対策は何年ごとにする必要がある?その年数と理由を徹底解説

シロアリ対策は「1度行ったから大丈夫」ではなく、屋根や防水など、建物のメンテナンスと同様、定期的に行わなければ効果は持続しません。

では、何年おきに行えばシロアリ被害を効果的に防げるのでしょうか?

結論からいうと「5年」ごとに実施しないと、シロアリに侵入される隙を与えてしまい、建物の寿命に影響する事態にもなりかねません

京都府宇治市に本拠地を置く株式会社ヤマト産業は、シロアリ駆除歴29年。京都の寺社仏閣や企業をはじめ年間3000件の施工実績をもつ、シロアリ駆除のプロフェッショナルです。

今回は、シロアリ対策を「5年」ごとに実施する必要がある理由について、徹底解説いたします。

シロアリ対策は何年ごとにする必要がある?

シロアリ対策は、5年ごとに行うことで、十分な効果を発揮します。

なぜなら、薬剤の効果は、5年で切れるためです。

一度シロアリ対策をしても、5年を経過する頃から、シロアリに対して無防備な状態となり、侵入の隙を与えてしまうことになります。シロアリの食害を受けると、元の状態に戻すことは難しく、それが重要構造であれば建物寿命にも影響する可能性があります

そのため、5年ごとに定期的に「シロアリ対策」を実施することで、シロアリが侵入する余地を与えないようにしておくことが重要なのです。

シロアリ駆除風景
※シロアリ駆除風景

シロアリ対策の薬剤の効果が5年で切れる理由

シロアリ対策の専門業者が使用する薬剤の効果は、5年で切れるようつくられています。

この薬剤とは、「公益社団法人日本しろあり対策協会」が実施する適正な審査によって安全性と効力が認められたものです。

なお、シロアリ対策の薬剤の安全性については、以下の記事を参考にしてください。

なぜ、シロアリ対策の薬剤の効果が5年で切れるようつくられているのかというと、シロアリとの闘いの歴史の中で、積み重ねてきた裏付けがあります。

シロアリ駆除作業シーン

過去、一般的に使用されていたシロアリ対策の薬剤は、一度駆除を行えば、その効果は半永久的に持続するものでした。

しかし、それらの薬剤は強力ではあるものの、自然に分解されにくく、土壌汚染や人体への影響があることがわかり、次々と使用が禁止されるようになります。

そのような背景から、土壌や空気を汚染しないよう安全に分解される薬剤が求められるようになりました。

要するに、効果が5年となっているのは、薬剤が安全に分解されるようつくられている結果なのです。

薬剤は、施工したときから徐々に分解が始まり、5年を経過する頃には大部分が効果を失うようになっています。

よって、「公益社団法人日本しろあり対策協会」の審査を経て認定された薬剤は安全性に配慮された薬剤であり、5年ごとに施工することでシロアリ対策が効果的に行えるわけです。

シロアリ対策とは「防除」をすること

ヤマト産業 井野 真司
白あり被害を防ぐには、シロアリの嫌がることをする!

住宅をシロアリから守るには、「予防」と「駆除」、そしてこれらを同時に行う「防除」という考え方が重要になります。

「予防」とは建物へのシロアリの侵入を防ぐことであり、「駆除」とは被害を受けている建物からシロアリを排除することです。

実際に、シロアリ対策としての薬剤にも、「予防」と「駆除」、そして「防除」を行える3種類が存在し、これらを状況に応じて使い分けています。

シロアリは土の中で巨大なコロニー(巣)を形成し、広範囲に行動しているため、それらすべてを駆除するには無理があります。

そのため、すでに被害を受けている場合は「防除」を行うことにより、まず建物内のシロアリを排除し、その後も再度侵入されないよう対策を施すことが重要なのです。

シロアリ対策の薬剤の効果が切れるとどうなる?

シロアリの食害を受けた建物

シロアリ対策の薬剤の効果は、5年で切れるようつくられているため、施工から5年を経過する頃には、薬剤の効果を期待できません。

そうなると、シロアリに侵入されるリスクは非常に高い状態であり、仮に侵入されてしまうと、以前薬剤を散布した場所でも食害を受ける可能性があります。さらに、一度食害を受けた部分を補修するには、難しい作業がともなうばかりか、高額な費用がかかる場合もあります

また、シロアリの被害を受けた状態を放置すると、建物の耐久性は低下し、万が一の地震発生時には、家族の安全を脅かすかもしれません。

5年ごとの定期メンテナンスがおすすめ

でも、シロアリ対策をしてからぴったり5年を覚えておいて時期が来たら対策をする、ということは難しいものです。実際に、気が付いたら8年経過していてシロアリ被害に遭われた……なんてケースもありました。

そこできちんとしたシロアリ駆除業者の多くは、5年ごとの定期メンテナンスサービスを設けていますが、長く安心して暮らすことを考えると、そうしたサービスを活用する方が良いでしょう。

メンテナンス通知はがき

まとめ

シロアリ対策は5年ごとに実施することで、切れ目のない効果が期待できるようになります。

ヤマト産業では、シロアリ対策の施工後には5年間の保証を付けており、3年目の中間点検と5年目の最終点検の実施など、アフターサービスも万全です。

また、30年近くもの経験に基づくノウハウと、安心な自社施工により、シロアリの被害からお客様を守ることを第一に施工を行っています。

シロアリを見つけた方や駆除を検討している方は、お気軽にご相談ください。

スタッフ写真
シロアリ駆除29年!ヤマト産業の社員たち
中岡 亘由

この記事を監修した人

ヤマト産業取締役。シロアリ業界歴約30年。”コワモテ”だが、部下からは優しいと定評があります(笑)シロアリ駆除、防除、雨漏り防水のコトなら何でも聞いてください!

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京都のシロアリ駆除・雨漏り防水工事専門業者ヤマト産業。寺社仏閣や大手会社の請負歴30年、1000件以上の実績。表面波による地盤調査では取り扱い件数No.1の実績があります。シロアリ駆除・雨漏り防水のほか、地盤調査、害虫・害獣駆除、断熱工事、その他リフォームもお任せ!京都・大阪・奈良エリア対応可。