「シロアリ駆除を実施するなら、効果の高い時期に行いたい」など、タイミングに関することは、多くの人が気になる部分ではないでしょうか?
シロアリは、土の中で巣をつくって暮らしており、人の目にふれるのは、春から夏にかけての羽アリとなって大量発生する時期です。
そのため、羽アリが発生するこの時期に、シロアリ駆除を実施するケースが多い傾向にあります。
もちろん、この時期に行うことも適切といえますが、実はそれだけではありません。
そこで今回は、シロアリ駆除を行う適切な時期について徹底解説いたします。
【目次】
Toggleシロアリ駆除を行う適切な時期とは
まず結論として、シロアリ駆除を行う適切な時期とは、いつということではなく、1年を通してすべてのタイミングとなります。
というのも、シロアリは1年を通して活動しており、そして家屋は1年を通して食害を受ける可能性があるためです。
シロアリは冬でも活動する
シロアリは、その他多くの害虫のように、冬季に活動を停止することがありません。
エサも食べれば繁殖も行います。
また、女王アリは、特定の産卵時期があるわけではなく、毎日のように多くの卵を産んでいるのです。
例えば、「ヤマトシロアリ」なら、1日あたり25個程度、年間にすると9000個程度もの卵を産むといわれています。
さらに「イエシロアリ」なら、1日あたり300個程度、年間10万個にものぼります。
よって、シロアリ対策は、大事なマイホームを長持ちさせるためにも、時期に関係なく必要なタイミングで行うことが重要なのです。
羽アリのシーズンは春から夏にかけて
シロアリは、土の中に巣をつくり暮らしているため、人の目にふれることがほとんどありません。
そんなシロアリがわたしたちの前に姿を現すのは、春から夏にかけての時期に巣の中から大量に飛び立つ羽アリになります。
これは、巣の中のシロアリの数が多くなると、新しい住処を求めてシロアリの一部が集団で地上に飛び立つ群飛(ぐんぴ)という現象です。
そして、自宅周辺で羽アリを見つけた場合は、とくに注意しなくてはなりません。
というのも、羽アリが移動できるのは、わずか数百メートルであるためです。
自宅周辺でシロアリを見つけた場合、近くに巣がある可能性が高く、もしかすると自宅家屋が被害を受けていることも想定できます。
シロアリは、1年を通して活動することから、いつ駆除を行っても効果が期待できます。
ただし、自宅周辺で羽アリを見つけたら、できるだけ早く専門業者へ調査を依頼することが重要になるでしょう。
なお、シロアリを見つけた場合の対処法については、以下の記事を参考にしてください。
シロアリ駆除は薬剤の効果が切れるタイミングで
シロアリ駆除で使用する薬剤の効果は、5年程度が目安となります。
そのため、前回の実施から5年を過ぎる頃には、効果が薄れ、シロアリの侵入を完全に防ぐことが難しい状態に入ってしまいます。
この状態は、建物にとってシロアリの食害を受けるリスクとなるため、薬剤の効果を維持することが重要です。
過去に食害を受けている建物を駆除し、シロアリがいなくなったとしても蟻道は残ります。
そして、シロアリは、土の中に巣をつくって蟻道を網目状に張り巡らしているため、薬剤の効果が切れると次のシロアリが侵入してくる可能性があります。
よって、定期的な予防対策をすることが、建物を守り、長寿命化を図ることにつながるのです。
シロアリ駆除は、薬剤の効果が切れる5年程度を目安として実施するようにしましょう。
まとめ
シロアリ駆除の適切な時期となるのは、年間を通じてすべてのタイミングとなります。
というのもシロアリは、年間を通じて活動を休めることがないためです。
そのため、5年と目安とするサイクルで、定期的な予防を実施していくことをお勧めいたします。
ヤマト産業では、シロアリ駆除を実施した後にも、3年目の中間点検、そして5年目の最終点検をハガキでご案内するなど、アフターメンテナンスの体制も万全です。
シロアリ駆除を検討している方は、お気軽にご相談ください。