自宅でシロアリが発生した場合、適切な方法で駆除を行う必要があります。
そうすることで、シロアリの被害から建物を守り、性能の維持を図れるようになるわけです。
しかし、とくにアレルギー体質の人など、「シロアリ駆除に使用する薬剤が健康に影響を及ぼすのでは?」と不安に感じている人もいるかもしれません。
そこで今回は、シロアリ駆除は、アレルギー体質の人にとってリスクとなり得るのか、またどのようなことに注意しておく必要があるのかなど、詳しく解説いたします。
【目次】
Toggleシロアリ駆除はアレルギー体質の人のリスクになる?
現在、シロアリ駆除で使用されている薬剤は、駆除効果だけでなく、安全性についても認められているものです。
しかし、アレルギー反応は人によって異なるものであり、シロアリ駆除の薬剤についてもアレルギーのリスクがまったくないわけではありません。
そのため、薬剤に対する健康への不安を感じている人が暮らす住宅でのシロアリ駆除は、十分な対策を検討したうえで実施することが重要になります。
前提としてシロアリ駆除の薬剤は安全性が高い
プロのシロアリ駆除業者が使用する薬剤は、高い安全性が確保されており、基本的に人体への影響や空気の汚染を心配する必要がないものです。
過去には、非常に殺虫力が強い薬剤が使われおり、健康被害や環境汚染などが問題となったこともありました。
しかし、それら危険な薬剤は使用が禁止され、安全な薬剤の開発も進んでいます。
また、現在普及している薬剤は、「公益社団法人日本しろあり対策協会」の適正な審査に基づき、認定を受けたものでもあります。
この認定制度は、然るべき外部機関による審査で安全性が証明された薬剤について、さらに「公益社団法人日本しろあり対策協会」の認定委員会が総合的に審査を行うというものです。
以上のように、シロアリ駆除で使用される薬剤の安全性は、厳しい審査を経て認められたものなのです。
なお、シロアリ駆除の薬剤の安全性に関する詳しい内容は、以下の記事を参考にしてください。
シロアリ駆除で起こる可能性のあるアレルギー症状
シロアリ駆除で使用する薬剤は、非常に安全性が高いものではありますが、人によっては何らかの症状を引き起こしてしまうケースがあります。
例えば、「化学物質過敏症」によるもので、以下のような症状が挙げられます。
「化学物質過敏症」とは、特定の化学物質に一定量接触し、抵抗力の容量を超えると、その後に少量でも接触するだけで過敏症状を引き起こすことをいいます。
ちなみに、私たちの身の回りには、接着剤や塗料、漂白剤、芳香剤など、多くの化学物質があり、これらとの接触によっても引き起こす可能性があります。
シロアリ駆除におけるアレルギー体質の人の対策
シロアリ駆除で使用する薬剤は、高い安全性を確保しているため、健康な人にとって過度に心配する必要はありません。
とはいえ、なかには、アレルギー症状を引き起こしてしまう人も少なからず存在します。
そのため、薬剤に対する不安がある場合は、施工業者に相談し、十分に対策を検討して駆除を行うことが重要です。
シロアリ駆除でアレルギー体質の人が注意しておきたいことについて、以下に解説いたします。
薬剤の成分について医者に相談する
まずは、シロアリ駆除を実施する前に施工業者から使用する薬剤を聞き、その成分が自身の健康に影響を及ぼす可能性について、医者に相談することです。
アレルギー反応は人によって異なるため、薬剤に対するリスクを事前に相談することをおすすめいたします。
薬剤の成分については、「公益社団法人日本しろあり対策協会」のホームページから、認定薬剤のリストをダウンロードして確認できます。
「公益社団法人日本しろあり対策協会」認定薬剤リストのダウンロードはこちらから
ベイト工法
シロアリ駆除は、薬剤散布による施工だけでなく、人体との接触を無くし、より安全性を高めた「ベイト工法」でも行えます。
「ベイト工法」とは、シロアリが好む成分を混ぜたベイト剤を巣へ持ち帰らせ、巣の中にいる仲間たちを含めた駆除を狙う方法です。
薬剤散布のように即効性は期待できないものの、長期的な視点から建物を守る方法として採用されるケースも増えています。
なお、「ベイト工法」に関する詳しい内容は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ
現在、プロの業者が使用するシロアリ駆除の薬剤は、高い安全性を確保したものになります。
しかし、人によってはアレルギー症状を引き起こしてしまうケースもあるため、そのような不安のある人は、あらかじめ専門業者に相談し、対策を検討することが重要です。
ヤマト産業は、「公益社団法人日本しろあり対策協会」の登録業者であり、認定薬剤を用いて安全に施工を行っています。
シロアリ対策を検討している方は、どのような些細なことでも遠慮なくお問い合わせください。