【シロアリ駆除の方法と手順】駆除の流れと方法を徹底解説

【シロアリ駆除の方法と手順】駆除の流れと方法を徹底解説

シロアリ駆除の作業を目にする機会は一般に多くありません。そのため、実際にどのような方法で行われているのか、また、どのような手順で行われるのか気になるという人も多いのではないでしょうか?

シロアリ駆除は、薬剤を散布する工事ですし、床下作業だとご自身の目で確認できないケースも多いので「大丈夫かな?」と心配になりますよね。

この記事では、シロアリ駆除歴29年、京都の寺社仏閣や企業をはじめ年間3000件の施工実績をもつ、シロアリ駆除のプロフェッショナル株式会社ヤマト産業が、シロアリ駆除の方法と、その手順について詳しく解説いたします。

どのような作業が行われているのかを知っておくことで、良心的で誠実な業者かどうかを判断できますし、安心してお任せできます。

シロアリ駆除風景
※京都でシロアリ駆除歴29年!白ありのことならお任せください。

シロアリ駆除の手順

では、シロアリ駆除を実際にどのような手順で行うのか解説します。当社では、お客様に安心していただくため、下記6つのステップを義務付けています。

シロアリ駆除の手順
  1. 事前準備
  2. 養生
  3. 木部薬剤注入
  4. 土壌散布
  5. 壁面・土間薬剤注入
  6. 工事内容の説明

動画でも解説していますので、ぜひご覧になってみてください。

シロアリ駆除の手順①:事前準備

ヤマト産業の車両

作業時間に作業員が到着したあとの流れについて説明をいたします。

ヤマト産業の車両

駐車場所の確認

薬剤や機材を車両に積んでいるため、工事の際は、工事車両を家の駐車場もしくは前面道路に駐車させていただきます。弊社が使用する車両はすべて軽自動車となりますので、軽自動車一台分の駐車スペースの確保をお願いいたします。駐車スペースがない場合や車が入れない等、駐車するのが困難な場合は、事前に打ち合わせさせていただきます。

担当者によるご挨拶

担当者よりご挨拶

施工担当者の名前を紹介させていただきます。お客様に安心していただけるよう、丁寧な挨拶を心がけています。また、必要な場合はご近隣にお住まいの方にも工事のご挨拶をさせていただきます。

お客様への説明

施工前説明

施工の前に、シロアリ駆除工事の内容を説明させていただきます。

家の外周点検

家の外周チェック

シロアリは外部から侵入するケースもございますので、家の周りをチェックします。とくに、基礎付近に木製の棚や段ボールなどが置いてある場合は注意が必要です。

間取りの確認

間取りの確認

調査時の情報をもとに、再度間取りのチェックを行います。

電気関係もチェック

電気関係や水回りもチェックさせていただきます。

ブレーカー・止水栓の確認

万が一の事故に備えて、電気ブレーカーや止水栓の位置を確認いたします。

シロアリ駆除の手順②:養生

作業員が移動する通路や点検口など侵入口まわりを中心に、養生シートなどを使ってしっかりと養生を行います。

※シロアリ駆除は、十分に養生を行った後に施工をさせていただいております。というのも、作業に用いる工具を持ち込む必要があることから、床や壁など仕上げ材に接触するとキズを付ける恐れがあるためです。
また、作業員は侵入口から何度も出入りするため、床下のほこりなどを舞い上げて室内を汚してしまうかもしれません。これらを防止するためにも徹底した配慮を行います。
ヤマト産業では、養生はもちろんのこと、さらに侵入口をテントでふさぐなど、慎重に慎重を重ねたうえで施工を行っています。

床養生

床養生

ホースが通る場所になりますので、汚れや傷がつかないように、丁寧に養生します。

点検口周りの養生

点検口周りの養生

点検口周りは、とくに汚れや傷がつきやすいため、念入りに養生します。

点検口周りの養生②

点検口周りの養生

点検口から出てくるホコリやカビなどから室内を守るために、テントを設置させていただきます。
テントの設置が難しい場合は、別の道具を使い、養生させていただきます。

下記、動画でも解説しているのでぜひご覧になってください。

シロアリ駆除の手順③:木部薬剤注入

養生が完了したら、床下での作業に移ります。

まず、シロアリの被害を受けている木材に穿孔して薬剤を注入する「木部薬剤注入」を行います。

※なぜ「木部薬剤注入」が有効な方法なのかというと、被害が進行した木材の内部には多くのシロアリが生息しており、それらを効果的に駆除できるためです。

また、シロアリの被害を受けていない木材には、表面に薬剤の吹き付けを行います。というのも、使用する薬剤には防腐剤も配合されており、木材にとって大敵である「木材腐朽菌」の被害を防ぐ効果も期待できるためです。

「木材腐朽菌」とは、その名の通り木材を腐らせる菌のことであり、重要な構造部で繁殖が進むと、建物の強度にもダメージを与えることがあります。

シロアリ駆除の施工は、シロアリだけでなく、「木材腐朽菌」による被害を防止することにもつながります。

床下作業:木部穿孔処理

木部穿孔処理

すでに加害されている木材や、シロアリの防除作業上、どうしても穿孔が必要な場所に穴を空けます。
8ミリ程度の小さな穴ですので木材の構造上、問題になることはありません。

ヤマト産業では、なるべく家を傷つけないように、穿孔処理を最小限に抑えるように心がけております。

床下作業:木部薬剤注入

木部薬剤注入

木部穿孔処理で先行した木材に、薬剤を注入します。この処理を行うことにより、散布処理では薬剤の届かない場所にも、薬剤処理することができます。

床下作業:木部薬剤散布
床下作業:木部薬剤散布②

木部薬剤散布

床下木材に薬剤を散布していきます。シロアリは断熱材の裏や木材の接合部など、目に見えないところに生息している場合があるため、注意をしながら薬剤を散布していきます。

シロアリ駆除の手順④:土壌散布

シロアリ駆除は、木材だけでなく、土壌に対して薬剤を散布する「土壌散布」を行う必要があります。

そもそもシロアリは土の中に巣をつくって住処としており、床下へはほとんどが地面の下から侵入します。つまり、侵入までの道筋となる土壌に薬剤を散布しておくことで、シロアリの駆除と予防ができるわけです。

なお、ベタ基礎の場合はその表面に散布を行い、防湿シートを敷いている場合はめくりながら散布を行います。

床下作業;土壌薬剤散布
床下作業:土壌薬剤散布②

土壌散布処理

基礎の立ち上がりや、土壌に対して土壌用薬剤を散布していきます。
この処理を行うことで、地面から発生するシロアリの侵入を防ぐことができます。

シロアリ駆除の手順⑤:壁面・土間薬剤注入

床下の施工が完了したら、床上の必要な場所に対し「壁面・土間薬剤注入」を行います。

「壁面・土間薬剤注入」を実施するのは、おもに以下のような場所です。

  • タイル貼りの浴室
  • タイル貼りのトイレ
  • 玄関の床
  • 玄関の袖壁
  • その他、処理が必要な木部

以上の場所は、床下に十分なスペースがないため、床の上に位置する壁や土間などに穿孔して薬剤を注入しなくてはなりません。

シロアリの被害が多く確認される場所でもあり、予防としても効果を発揮するポイントとなる施工です。

浴室タイルや玄関タイルなどは目地部分に、玄関の袖壁は任意の一部に、そして玄関の木製ドア枠は根元部分にそれぞれ穴をあけて薬剤を注入します。

注入後の穴は、セメントや木栓などを用いて補修を行います。

床上作業;土間穿孔

土間穿孔

タイル目地に振動ドリルを使い、穴を空けます。タイルを破損しないように慎重に作業させていただきます。目地が細く、玄関タイルの施工が難しい場合は状況に応じて、玄関の外周で処理を行うことも可能です。

床上作業;土間薬剤注入

土間薬剤注入処理

穴を空けた土間に、薬剤を注入します。この処理により、土間の下に発生するシロアリを防除することができます。

床上作業;土間修復
床上作業;土間修復②

穿孔個所の補修

先行して穴を空けた部分は、モルタルなどを用い、補修させていただきます。補修後しばらくは色に違いが見られますが、1日~2日程で目立たなくなります。ただし、目地の色によっては、補修後に目立つ場合がございます。

木部穿孔処理

木部穿孔処理

床下から処理をすることが困難かつ、薬剤処理が必要な木材には、目に見える場所で穿孔を行うことがあります。

木部薬剤注入

木部薬剤注入

穿孔した穴に薬剤を注入します。

補修

木栓で修復します。

浴室の壁面

タイルの目地に穴を空けます

浴室の壁面

浴室の壁面

穿孔した穴に薬剤を注入します。

浴室の壁面

浴室の壁面

モルタルセメントで修復します。

シロアリ駆除の手順⑥:工事内容の説明

すべての施工が完了したら、施工場所をお客様に確認していただきます。

床下の施工状況に関してはタブレットを使い、施工完了後の説明をさせていただきます。

また、施工後には5年間の保証を付けており、数日後に改めて施工報告書と併せて保証書の送付をいたします。

施工後の確認

工事後の説明(工事場所の確認)

穿孔した場所や薬剤散布を行った場所、今後注意していただきたい場所などを、お客様に同行していただき、説明させていただきます。

施工後の確認と説明

工事後の説明

床下の施工写真をタブレットで確認していただきます。この際に、今後のアフターサービスの内容や、保証の内容、施工後に注意していただきたい内容を説明させていただきます。

シロアリ駆除の手順⑦:清掃・挨拶

施工後の清掃
施工後の挨拶

すべての説明が完了したら、清掃を行い、工事完了のご挨拶をさせていただきます。

ヤマト産業の強みについて

ヤマト産業スタッフ

ヤマト産業は、京都で30年間シロアリ駆除を行ってきた実績があり、豊富な経験で培った知識と技術を持ったプロフェッショナル集団です。

シロアリ駆除の施工は、外注を使わず顔の見える社員が行うことで、より安心していただける体制を整えています。

社員教育も充実しており、身だしなみや言葉遣いはもちろんのこと、女性のお客様にも安心いただけるよう女性スタッフによるサービスを提供できることも大きな強みです。

また、実際の施工前にはこれから行う工事内容をしっかりと説明し、そして施工後にも床下の施工写真を提示して行った工事の内容を丁寧に説明いたします。

そして、ヤマト産業がなによりも強みとしているのは「お客様への配慮」です。 例えば、以下のようなことが挙げられます。

  • 施工中には侵入口に室内の汚れ防止のテントを設置する
  • 木部薬剤注入では無駄な穿孔処理をしない
  • お客様の生活に配慮して施工する(家事中、必要に応じて養生を撤去するなど)
  • アフターメンテナンスの充実(3年目の中間点検、5年目の最終点検など)

ヤマト産業は、徹底した社員教育により、お客様に満足していただけるサービスの提供を心掛けています。

長く地元に根付き、豊富な実績によって培った知識と技術がお客様の満足につなげられることがヤマト産業の強みです。

まとめ

ヤマト産業のシロアリ駆除は、「公益社団法人日本しろあり対策協会」の「施工仕様書」の基準に則って施工を行います。

また、施工の際には、お客様への配慮と満足していただけるサービスの提供を心掛けています。

シロアリ駆除を検討している方は、お気軽にご相談ください。

中岡 亘由

この記事を監修した人

ヤマト産業取締役。シロアリ業界歴約30年。”コワモテ”だが、部下からは優しいと定評があります(笑)シロアリ駆除、防除、雨漏り防水のコトなら何でも聞いてください!

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京都のシロアリ駆除・雨漏り防水工事専門業者ヤマト産業。寺社仏閣や大手会社の請負歴30年、1000件以上の実績。表面波による地盤調査では取り扱い件数No.1の実績があります。シロアリ駆除・雨漏り防水のほか、地盤調査、害虫・害獣駆除、断熱工事、その他リフォームもお任せ!京都・大阪・奈良エリア対応可。