表面波探査は改良工事が減る?改良工事が発生する主な原因を説明します。
表面波探査は改良工事が減る?改良工事が発生する主な原因を説明します。

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辞本 真一

表面波探査調査員

表面波調査員として5000件を超える地盤調査の実績をもつ。ビイック株式会社主催の調査員認定試験において多数の優秀成績者の受賞歴を持つ。

こんにちは株式会社ヤマト産業の辞本です

地盤調査結果において、改良工事が発生し、予想した予算を大きく上回ることがあります。
もちろん、敷地の状況や地盤の固さを考慮して、改良が不可欠な場合がありますが、高額な買い物ですので、少しでも費用を抑えたいとおもいますよね。

この地盤改良工事をの発生を少なくする方法として、表面波探査法という方法があります。
最初に、なぜ改良工事が必要以上に発生してしまうのか、改良工事が多くなる原因を挙げていきます。

  • 地盤調査を改良改良工事会社が行っている
  • 地盤調査をSWS式(スクリューウエイト式)で行っている
  • 地盤調査を行う調査員のスキルのによって判定が変わる

以上の三点が、特に改良工事が多くなる原因になります。
ではなぜ、これらの要因が改良工事を多くする原因となるのか、その理由を説明します。

1.地盤調査を改良工事会社が行っている

実は、地盤調査を行っている会社の大半が改良工事を行っている会社であります。
例えば、地盤調査を行い、ほとんどが改良工事が必要のない判定を出してしまうと、改良工事ができません。
改良工事にかかわる重機などの費用は1000万を超えるような非常に高額なものがおおく、それらの維持をするためにも、改良工事は必要になります。

2.地盤調査をSWS式(スクリューウエイト式)で行っている

本来、地盤調査はビルやトンネルの建設にはボーリング調査が採用されております。ボーリング調査は地面に円筒形状の孔をあけて、深さ1mごとに標準貫入試験を行い、土のサンプルを採取します。これによって、採取した部分の土質や強度を判断し、設計を行うことができるという方法になります。
ただ、ボーリング調査を行うのは日数がかかり、費用も高額になります。(10万円以上)
その代用として用いられるのが簡易測定のSWS式地盤調査となります。
SWS試験は1測点、最大3.3cmの円柱での測定で、荷重により自沈(ロッドを回転させないでも貫入する状態)するかどうかが改良の判定となります。
『点』ではかる調査のため、土質や水分量によっては、家を支えられる地盤であっても自沈が発生してしまうことで、結果、改良の判定になることがあります。
また、逆に地中に存在するガラなどの影響で、逆に地盤の強度が固く出てしまうこともあります。

3.地盤調査を行う調査員のスキルのによって判定が変わる

一般的な家屋で取り扱う地盤調査では、特に調査員の免許制度はありません。
近年では全自動の地盤調査測定器などありますが、地盤調査は近隣の状況や土質、造成経過などの状況を正しく判断し、考察を考えなければなりません。
ですので、調査員のよって調査地のデータが変わり、安全側をみて改良判定となることがあります。

表面波探査を採用することのメリット

では、表面波を採用することによって、得られるメリットを紹介していきます。
表面波探査法では数値により地耐力を細かく判断し、広く・平均的な地盤情報を得ることで必要以上の地盤改良工事・地盤対策工事を減らします。
SS試験で改良工事が必要という結果であっても、 表面波探査法では改良工事が不要と判定されるケースがよくあります。

ではなぜ、表面波探査法を使うことによりなぜ改良工事が減るのでしょうかその理由として下記の4点があります。

1.表面波探査法は点ではなく面で地耐力を測定することができる

最大3.3cmの円柱での測定でおこなうSWS式地盤調査に比べ、表面波探査は50㎝~100㎝の範囲で測定を行うことができます。
例えば、ハイヒールをはいて土の上を歩くと穴ができますが、スニーカーをはいて歩くと穴はできません。
近年の建物はベタ基礎という、建物を『面』として支える基礎が主流になっており、面としての地耐力が基礎考察に必要になります。その違いが無駄な改良工事を減らすことができる要因になっております。

2.表面波探査法は地耐力として判断するため、より詳細に改良の判定を行うことができる

実際に自沈による判定のSWS式地盤調査と比べ、自沈ではなく、地耐力として判断するので、必要のない改良工事をなくすことができます。

3.表面波探査法は沈下量計算ができる

表面波探査法はポイントごとの地層の厚み、地層が持っている地耐力を測定することができるため、将来、家がどのくらい傾くか予測することができます。
地盤調査において、この沈下量計算は基礎考察において非常に重要な情報となります、

4.表面波探査法はビイック株式会社による認定調査員の資格を持った人のみ調査することが可能

一般的な家屋を調査する場合、必要な免許はありません。
しかし、ビイック株式会社による表面波探査は年に一度、研修及び試験を行っており、免許を発行しております。
ですので、調査員のスキルの違いによる無駄な改良判定を少なくすることが可能です。

 

5.表面波探査法は技術審査証明を取得している調査方法である

表面波探査法は、一般財団法人先端建設技術センターより技術審査証明を取得しています。

まとめ

以上のことから、SWS式地盤調査と表面波探査法の説明をさせて頂きました。SWS式地盤調査、表面波探査法、どちらも長所、短所はありますが、表面波探査法で少しでもお客様の負担を減らすことができればと思っております、もし周囲で改良が出ていないのに自分の家だけ改良判定がでたという場合や、地盤調査結果に納得がいかない場合がございましたら、ヤマト産業では無料で調査結果の分析を行っておりますので、是非お問い合わせください。