■施工の種類:シロアリ駆除工事
■お客様名:総本山智積院
■エリア:京都府京都市東山区東瓦町964番地
■内容:総本山智積院のシロアリ防除工事
京都市東山区にある総本山智積院にてシロアリ防除工事を行いました。
広さはなんと!約3000㎡(建築面積30坪のお家が60件くらいの大きさです)
歴史的価値のある建物で、施工中も視界に入る建物の迫力に圧倒されました。
今回は、その施工の一部を紹介させていただきます。
まずは、冠木門。(2022年、智積院敷地内では大きな改修工事がされており、石畳が撤去されていました)
長年、雨に打たれ、木製の柱の中にはシロアリが発生しておりました。
直接、雨が当たる建造物のため、木部処理剤で薬剤散布後に土壌処理を行います
この土壌処理をすることで、シロアリの発生源である土の中に薬剤効果が残るため、シロアリの被害から構造物を守ることができます
コマーシャル等で使われる智積院の名勝庭園です
主に床下でのシロアリ防除施工となりましたが、池が近いため、薬剤が池に入らないように慎重に施工を行いました。
シロアリ防除で使われる薬剤は、基本的には哺乳類には毒性はありませんが、魚類に関しては毒性があるため、池のそばで薬剤を使用するときは、池への配慮が必要になります。
シロアリの被害部分には木部用薬剤を注入します
基礎の立ち上がりに帯状散布を行います。
また、土壌に対しても面状散布を行います。
総本山智積院さんの防除工事ですが、15日間の工事となりました。
定期的にメンテナンスをされていますので、状態は良かったのですが、やはり古い建物ほどシロアリによる被害跡が見られました。
私たちの仕事は、一度施工をすれば終わりではありません。
今後のアフターケアとともにこの歴史のある建物を守っていきたいと思います。
※写真の掲載は許可をいただいております。