【シロアリの兆候】シロアリの存在を疑う5つの兆候とは
【シロアリの兆候】シロアリの存在を疑う5つの兆候とは

【シロアリの兆候】シロアリの存在を疑う5つの兆候とは

シロアリは、通常土の中にコロニー(巣)を形成し、集団で暮らしていることから、ほとんど人の目にふれることはありません。

しかし、住宅がシロアリの被害を受けている場合、一定の兆候が現れるため、それらをいち早く察知することで早期の発見につながります。

シロアリの被害を受けた建物を以前の健全な状態に修復することは、決して簡単ではありません。

そのため、早期に発見することにより、できるだけ早く対策を行うことが、効果的に被害の拡大を防げるのです。

そこで今回は、シロアリの存在を疑う兆候について、とくに気を付けておきたい5つをご紹介いたします。

シロアリの存在を疑う5つの兆候とは

シロアリの侵入を許し、建物の被害を受けている場合、一定の兆候が現れる傾向にあります。

ただし、シロアリが存在しているにもかかわらず兆候が現れないケースもあり、その場合は、気付かない間に被害が拡大する可能性がある点では注意が必要です。

そのため、兆候を見逃さないようアンテナを張っておくと同時に、定期的な予防や調査など、対策を講じることも重要であることは認識しておくとよいでしょう。

シロアリの存在を疑うべき兆候とは、以下の5つです。

  • 羽アリを見つけた
  • 蟻道がある
  • 建具の建て付けが悪くなった
  • 床の沈み込みがある
  • 木材を叩くと空洞音がする

羽アリを見つけた

シロアリは、普段土の中で暮らしているため、人の目にふれることはほとんどありません。

ところが、ある一定の時期に限り、コロニー(巣)内の一部が羽アリとなって、地上へと飛び立ちます。

羽アリが飛び立つのは、コロニーの個体数が増えすぎることで、組織のなかの一部が新たな場所へ繁殖先を求めるためといわれています。

しかし、羽アリとなって飛び立つのは、コロニー内のわずか1%に過ぎず、その他の仲間は依然として活動を続けているのです。

そのため、羽アリの存在は、その100倍にも及ぶ仲間の存在を意味し、また、すでに被害が進行している可能性も十分にあり得ます。

よって、羽アリを見つけた場合は、その他多くの存在を疑う兆候として捉え、対策を検討することが重要です。

なお、シロアリの羽アリに関する詳しい内容は、以下の記事を参考にしてください。

蟻道がある

シロアリは、光や乾燥を苦手としていることから、蟻道というトンネル状の専用通路をつくり、その中を移動します。

そのため、シロアリがエサを求めて建物へ侵入する場合も、その通り道には蟻道を確認することができます。

蟻道がよく確認されるのは、例えば、基礎の立ち上がりや基礎の配管、床束、鋼製束などです。

シロアリの蟻道の存在は、そのままシロアリの存在に直結することが多くなります。

よって、蟻道を確認した場合は、シロアリの存在を疑う兆候として捉え、対策を検討することが重要です。

ただし、ケアリやジグモのような一部の昆虫も蟻道をつくるため、シロアリの蟻道であることの確認もポイントとなります。

なお、シロアリの蟻道に関する詳しい内容は、以下の記事を参考にしてください。

建具の建て付けが悪くなった

建具の建て付けは、経年とともに少しずつ調整が狂ったり、あるいは不動沈下が起こることで悪くなったりするものですが、シロアリが原因となるケースもあります。

床下でシロアリの食害が進行すると、敷居や柱など建具を構成する部材へも影響が及ぶことがあります。

これら部材が被害を受けると、歪みが生じて水平性を損ねるため、その結果として建具の建て付けも悪くなってしまうのです。

建具の建て付けにまで影響が生じているということは、すでに床下の重要な部材が食害されていることを意味します。

よって、建具がスムーズに動かなくなるなど、建て付けが悪くなった場合、シロアリの存在を疑う兆候として捉え、対策を検討することが重要です。

床の沈み込みがある

床の仕上げは、フローリングやクッションフロア、畳など、さまざまな種類がありますが、その下地部分でシロアリの食害があると、歩行中などに沈み込みを感じることがあります。

とくに、木造住宅の床仕上げ材の下には、大引きや根太、合板など、多くの木材が使用されています。

これらがシロアリのターゲットになると、強度は損なわれ、上からの荷重を支えられなくなり、沈んでしまうわけです。

よって、歩行中に床の沈み込みを感じるなど、違和感がある場合は、シロアリの存在を疑う兆候として捉え、対策を検討することが重要です。

木材を叩くと空洞音がする

シロアリは、木材の外側を残し、柔らかい内部を好んで食べる習性があります。

そのため、人の目にふれない間に食い荒らされてしまい、気付いたときには被害がかなり進んでいたということも珍しくありません。

しかし、通常の中身が詰まっている場合とシロアリの食害により中身に空洞が生じている場合とでは、叩いたときの音の違いを簡単に感じられます。

とくに被害の多い玄関周辺は、玄関框や玄関ドア枠、巾木など、多くの木材が使用されているため、ときには手で叩いてみるなど、チェックすることをお勧めいたします。

よって、打診により、空洞音がするなど異変を感じる場合は、シロアリの存在を疑う兆候として捉え、対策を検討することが重要です。

まとめ

建物がシロアリの被害を受けている場合、多くのケースで何らかの兆候が現れます。

その兆候をいち早く察知し、シロアリの被害を疑うことで、素早い対応が可能となります。

シロアリの存在を疑う兆候がある場合、まずは専門業者へ床下の調査を依頼し、状況に応じた対策を検討することが重要です。

ヤマト産業では、床下の無料調査を実施しています。

シロアリの兆候が現れて不安を感じている方や駆除を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

中岡 亘由

この記事を監修した人

ヤマト産業取締役。シロアリ業界歴約30年。”コワモテ”だが、部下からは優しいと定評があります(笑)シロアリ駆除、防除、雨漏り防水のコトなら何でも聞いてください!

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