【シロアリ駆除の費用相場】3つの代表的パターンを分かりやすく解説

【シロアリ駆除の費用相場】3つの代表的パターンを分かりやすく解説

  • シロアリ駆除をしようと思うんだけど、費用はどのくらいかかるんだろう?
  • シロアリ駆除業者から見積もりをしてもらったけど、この金額は適正なのかな?

シロアリ駆除を業者に依頼する際、費用相場がわからないとその金額が妥当であるのかわかりません。実は、依頼する会社の業態によって大幅に変わることもあるんです。

京都府宇治市に本拠地を置く株式会社ヤマト産業は、シロアリ駆除歴29年。京都の寺社仏閣や企業をはじめ年間3000件の施工実績をもつ、シロアリ駆除のプロフェッショナル。私たちはこれまで、費用相場を知らずに損をしている方をたくさん見てきました。

スタッフ写真
シロアリ駆除29年!ヤマト産業の社員たち

そこでこの記事では、一般的なシロアリ駆除の費用相場について、3つの代表的なパターンに分けて解説します。

この記事を読めば「シロアリ駆除の費用相場」がわかるので、悪徳業者に騙されることはありません。無駄な出費をしたくない方はぜひ最後まで読んでください。

シロアリ駆除の費用相場には3つのパターンがある

シロアリ駆除の費用は、依頼する会社によって大きく異なりますが、以下の通り、大きく3つのパターンに分けて考えられます。

① ホームページやSNSで集客のみを行うシロアリ駆除の仲介会社

② ホームセンターや協同組合などシロアリ駆除の委託会社

③ シロアリ駆除を自社施工で行う会社

これらの会社が行う費用相場とおもな特徴について、解説いたします。

1.ホームページやSNSで集客のみを行うシロアリ駆除の仲介会社

ホームページやSNSで集客のみを行うシロアリ駆除の仲介会社の受注の流れ
費用相場:1200~1800円/㎡程度

ホームページやSNSで集客のみを行い、実際の施工は全国の協力会社であるシロアリ駆除会社へ依頼するといった、いわゆる仲介サイトを運営しているパターンの会社です。

低価格であることが大きな特徴であり、とにかく安くシロアリ駆除を行いたいという人には適しています。

ところが一方で、仲介サイトを通じて施工を行う協力会社は、個人経営者が多い傾向にあり、手数料を払って仕事を獲得しています。

このような協力会社は、単価がもともと価格が安いうえ、手数料を払う必要があることから、数多くの仕事量をこなして利益につなげなければなりません。

そのため、会社によっては、安定した品質が得られないケースがあることは注意が必要です。

また、床面積あたりの単価は安い傾向にあるものの、風呂場やトイレ、玄関の穿孔注入処理などの費用は別途必要となるといった事例もよく見られます。

2.ホームセンターや協同組合などシロアリ駆除の委託会社

ホームセンターや協同組合などシロアリ駆除の委託会社の受注の流れ
費用相場:1800~2500円/㎡程度

ハウジング部門や建設部門があるホームセンターや協同組合などが窓口となり、実際の施工は決まった協力会社へ委託するパターンの会社です。

施工会社は、元請けであるホームセンターや協同組合・工務店の協力業者として点検や施工を行います。
また、一部の協同組合ではシロアリ駆除会社と組合員との間を斡旋し、集金後にその元請けに対し手数料を支払うといったことがおこなわれています。

ハウジング部門があることから、シロアリの発生の原因の一つである雨漏れや、すでに加害されてしまった木材の修復工事など、幅広く対応できることがメリットの一つとなります。

また、ホームセンターや協同組合などが窓口となって責任を負っていることから、業者選定が厳しく、①のパターンと比べるとシロアリ駆除会社の品質は安定している傾向にあります。

しかしながら、品質により選定されたシロアリ駆除会社を下請けにした場合、価格が高くなる場合があります。

3.シロアリ駆除を自社施工で行う会社

シロアリ駆除を自社施工で行う会社の受注の流れ
費用相場:1600円~2400円/㎡程度

シロアリ駆除会社によって、集客から施工までを行うパターンの会社です。

自社のホームページや訪問販売などで集客を行い、施工後の保証や独自のアフターサービスを行っているケースが多く、なかにはメンテナンス事業まで行う会社も見られます。

床面積あたりの単価は少し高い傾向にはあるものの、適切に行われる点検により、家庭ごとに異なる状況に応じて柔軟に対応できることは強みと言えます。

しかし、多数のシロアリ駆除会社から優良な会社を選ぶのはとても難しいというデメリットもあります。

シロアリ駆除の費用を安くする方法について

シロアリ駆除の費用は、依頼する会社によって異なりますが、どうしても高額になってしまうことがあります。

また、シロアリ駆除でかかる費用は、火災保険や自治体の補助金などを利用することが基本的に難しいと考えられます。

しかし、確定申告で申請して免除を受けられる「雑損控除」の制度を利用し、安く抑えることは可能です。

「雑損控除」とは、自然災害や害虫などが原因で損失を被った人が所得から控除を受けられる制度のことをいい、認められると、シロアリ駆除の費用の一部を補えます。

なお、「雑損控除」の詳しい内容は、以下の記事を参考にしてください。

シロアリ駆除をDIY(自己駆除)する場合

DIYでのシロアリ駆除は、手軽な方法であるために広く利用されています。しかし、成功には専門知識と経験が必要です。

シロアリ駆除作業シーン
シロアリ駆除は免許不要だが、知識と経験を要する作業です!

ご参考までにDIYの費用相場をお伝えすると、以下のように様々です。

  • シロアリ駆除剤:1000円~5000円程度
  • シロアリ防除剤:5000円~10000円程度
  • 駆除器具(トラップや捕獲器):1000円~3000円程度

DIYのメリットは費用の面で比較的手頃であること。しかし、シロアリの種類や被害の状況を正確に判断するのが難しく、奥の奥まで駆除することは極めて困難であるため、あくまでも対処療法とお考えください。

なお、シロアリ駆除対策を自分でするのに効果的な方法については、下記をご覧ください。

まとめ

シロアリ駆除の費用は、依頼する会社によって大きく異なります。

とはいえ、価格だけで判断すると、比較的早い段階で再発して余計に費用が高くなったり、あるいは雑な対応を受けたりするなどのケースがあることは注意が必要です。

そのため、業者選びは慎重に行う必要があり、またとくに少なからず存在する悪徳業者の被害を受けないよう気を付けなければなりません。

なお、シロアリ駆除の業者の選び方については、以下の記事を参考にしてください。

中岡 亘由

この記事を監修した人

ヤマト産業取締役。シロアリ業界歴約30年。”コワモテ”だが、部下からは優しいと定評があります(笑)シロアリ駆除、防除、雨漏り防水のコトなら何でも聞いてください!

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京都のシロアリ駆除・雨漏り防水工事専門業者ヤマト産業。寺社仏閣や大手会社の請負歴30年、1000件以上の実績。表面波による地盤調査では取り扱い件数No.1の実績があります。シロアリ駆除・雨漏り防水のほか、地盤調査、害虫・害獣駆除、断熱工事、その他リフォームもお任せ!京都・大阪・奈良エリア対応可。