シロアリによる畳の被害の危険性とは?大きなリスクが潜んでいる可能性も
シロアリによる畳の被害の危険性とは?大きなリスクが潜んでいる可能性も

シロアリによる畳の被害の危険性とは?大きなリスクが潜んでいる可能性も

シロアリは木材を好んで食べますが、実はそれだけではありません。

シロアリは、雑食性の昆虫であり、家の中のあらゆるものを加害し、もちろん畳もその対象となることがあります。

しかも和室はシロアリが発生しやすい傾向にあるため、とくに警戒しておきたい場所のひとつでもあるのです。

また、畳がシロアリの被害を受けている場合、大きなリスクが潜んでいる可能性があることは十分に注意しておかなければなりません。

そこで今回は、シロアリによる畳の被害を受けている住宅の危険性について詳しく解説いたします。

シロアリによる畳の被害の危険性とは?

シロアリによる畳の被害

シロアリは、雑食性の昆虫であることから、木材のほか、プラスチックやゴム類、断熱材、コンクリート、そして畳などを加害することがわかっています。

とくに、湿気が多く、暖かい場所は、シロアリが活動するうえで都合がよいため、このような環境にあるエサを好んで加害する傾向にあります。

そのため、適度な湿気と温度、さらに豊富なエサがある風呂場や玄関、和室などがターゲットになりやすいのです。

シロアリによる畳の被害は大きなリスクが潜んでいる可能性も

シロアリが侵入する経路となるのは、おもに床下です。

シロアリは、通常、土の中に巣をつくって集団で暮らしており、エサを求めて建物内へ入り込みます。

そのため、まずエサとなるのは床下にある床束や根太、大引きなどの木材になります。

つまり、畳がシロアリの被害を受けているということは、床下の木材の大部分を食べてしまい、さらにエサを求めて室内へと入り込んできたと考えられるわけです。

よって、畳がシロアリの被害受けている場合は、すでに床下で深刻なダメージを受けている可能性があり、できるだけ早く対策を施すことが重要になります。

ただし、市販の殺虫剤を使い、自分で駆除することはおすすめできません。

なぜなら、市販の殺虫剤は、目の前にいる個体への効果は期待できても、巣のなかにいるシロアリは駆除できないためです。

むしろ、その後の駆除の妨げとなったり、または早期の再発につながったりすることもあります。

なお、シロアリの見つけたときの対処法については、以下の記事を参考にしてください。

シロアリによる畳の被害は気付きにくい

シロアリは、光や乾燥を嫌うことから、人目にふれるような場所で加害することは基本的にありません。

畳の場合でも同様で、おもに裏側や中身を食べるため、表面からの目視による確認は難しくなります。

そのため、気が付いたときには、被害が大きくなっている可能性もあります。

また、畳の上にタンスや段ボールなどを長期に渡って置きっ放しにしている場合、それらを移動してみると、そこがシロアリの餌場となっていることも少なくありません。

畳のシロアリ対策について

シロアリは、当然に畳も加害します。

しかし、そのことに気付いたときには被害が大きくなっているケースもあるため、しっかりと対策をしておく必要があります。

畳のシロアリ対策について、簡単にご紹介いたします。

日常のお手入れを心掛ける

シロアリは湿気の多い場所を好みますが、水分を含んでいる畳は絶好のエサとなってしまいます。

畳は、湿気を吸い込んだり吐き出したりする調湿効果があることから、室内の湿度が高いと多くの水分を含むようになります。

そのため、こまめに換気を行い、湿気を含んだ空気を外部に排出することが重要です。

また、定期的な畳干しなどは、しっかり乾燥できるうえ、シロアリの被害にも気付きやすくなります。

ただし、畳は決まった位置に戻さないとうまく入らなくなることがあるため、畳を上げるときにテープなどを用いてそれぞれに番号と方向を割り振っておくことがポイントです。

畳干しが面倒であれば、畳の片方を少し浮かせた状態で固定し、裏側に通気性を確保するのも効果的な方法となります。

効果が切れないようシロアリ対策を施す

シロアリ対策として最も効果的なのは、床下に有効な薬剤を散布する方法です。

薬剤の効果がある間は、基本的にシロアリの侵入を心配する必要はなく、当然ですが畳への影響もないと考えられます。

しかし、薬剤の効果は5年で切れるようつくられており、その後はシロアリに対して無防備な状態となってしまいます。

そのため、効果が持続するよう5年ごとに対策を施し、侵入の隙を与えないようにすることが重要です。

そうすることで、より確実にシロアリから建物を守ることが可能となります。

なお、シロアリの薬剤の効果に関する詳しい内容は、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

シロアリの被害が畳にまで及んでいる場合は、大きなリスクが潜んでいる可能性があります。

一度、建物の重要構造がシロアリによって深刻なダメージを受けると、元の状態に戻すことは簡単ではありません。

そのため、畳の周辺でシロアリを見つけた場合は、できるだけ早くプロのシロアリ駆除業者に調査を依頼することが重要です。

ヤマト産業では、床下の無料調査を実施しており、建物ごとに異なる状況に応じて、適切な方法を提案いたします。

シロアリの被害に不安を感じている方や駆除を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

中岡 亘由

この記事を監修した人

ヤマト産業取締役。シロアリ業界歴約30年。”コワモテ”だが、部下からは優しいと定評があります(笑)シロアリ駆除、防除、雨漏り防水のコトなら何でも聞いてください!

更新情報

About

京都のシロアリ駆除・雨漏り防水工事専門業者ヤマト産業。寺社仏閣や大手会社の請負歴29年、1000件以上の実績。表面波による地盤調査では取り扱い件数No.1の実績があります。シロアリ駆除・雨漏り防水のほか、地盤調査、害虫・害獣駆除、断熱工事、その他リフォームもお任せ!京都・大阪・奈良エリア対応可。