※2026年8月更新:メンテナンスの目安時期、トップコートのみの施工との違い、よくあるご質問を追記しました。
ベランダやバルコニーの防水は、10年を目安にメンテナンスが必要です。ただし「トップコートを塗り替えるだけ」で済ませてしまうと、数年で剥がれてやり直しになることがあります。
結論からお伝えします。私たちヤマト産業では、再防水の際に必ずガラスマットを敷設します。トップコートだけを塗り重ねる方法もありますが、既存のトップコートの影響で新しい塗膜が剥離するおそれがあるためです。
この記事では、実際の施工写真とともに、バルコニーのFRP再防水工事がどのような手順で進むのかを6つの工程に分けてご紹介します。あわせて、メンテナンスの時期の目安、工法による違い、よくあるご質問もまとめました。
新築をたてて、10年になると、外壁の塗装やシール工事、設備では給湯器などのメンテナンス工事が必要になります。
家を長く良い状態で維持するためにはメンテナンス工事は非常に重要になりますが、
今回は、そのメンテナンス工事の中の一つ、バルコニーの防水のメンテナンスにどのような施工を行うのか、手順を説明させていただきます。
【目次】
Toggle再施工防水の手順
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工事の手順は、大きく以下の通りです。
- 事前準備
- ケレン清掃
- 下塗り+ガラスマット
- 上塗り
- トップコート
- 完成
再施工防水の手順①:事前準備
作業時間に作業員が到着した後、施工の内容についてお客様へ工事の説明をします。
説明が終わりましたら、防水の事前準備を行います。
事前準備とは以下の内容になります。
①挨拶 スタッフが到着しましたら、挨拶させていただきます。
その際に駐車可能場所のご指示をお願いします。
②養生 お客様の大切な家をホコリから守るために養生を行います。
③材料の用意 バルコニーの寸法を測り、あらかじめガラスマットを裁断し、FRPの樹脂や刷毛、工具を用意します。

再施工防水の手順②:ケレン清掃
まず、ケレン(研磨)で既存の汚れやトップコートを落としていきます。
こちらの作業を丁寧に行うことで、新たに施工するFRP防水の耐久性や美観性が大きく異なります。

再施工防水の手順③:下塗り+ガラスマット敷設
FRPのメンテナンスの場合、ガラスマットを入れて再防水する場合と、トップコートのみを再防水する場合の
2パターンございます。ヤマト産業では、バルコニーの耐久性や、既存トップコートによる剥離の影響を防ぐため、
ガラスマットを必ず敷設します。

写真:ケレン後のバルコニー

写真:ガラスマット敷設

写真:ガラスマット敷設(樹脂一層目)

写真:ガラスマット敷設後①

写真:ガラスマット敷設後②
再施工防水の手順④:上塗り(樹脂目止め)
ヤマト産業ではトップコートの前に「目止め」とよばれる作業を行います。この作業を行うことによりFRP防水の強度を上げることができ、施工後の美観を綺麗にすることができます。

写真:上塗り①

写真:上塗り②
再施工防水の手順⑤:トップコート・サッシ廻りのシール処理
樹脂の上塗りが完了すると、トップコートの塗布・サッシ廻りのシール処理を行います。トップコートを塗布することにより美観がよくなり、紫外線による劣化から防水層を守ることができます。

写真:トップコート塗布①

写真:トップコート塗布②
施工防水の手順⑥:完了(チェック)
トップコート塗布が完了すると、乾燥する前に表面にゴミなどの異物が混入していない確認します。
最終的に、塗りむらや塗り残しがないか、確認し作業を終了します。

ベランダ防水のメンテナンスは、いつ必要ですか

前回の工事から何年経ったか、思い出してみましょう。
雨漏りしていなくても、傷みは進んでいます。
工事の手順をご覧いただいたところで、多くの方が気にされる点についてお答えします。
目安は10年。ただし条件によって変わります
FRP防水の防水層そのものは、一般に8年から10年程度が耐用年数の目安とされています。トップコートはそれより早く傷むため、10年を目安に塗り替えをご検討ください。
ただし、これはあくまで目安です。屋根や庇のないバルコニーは、紫外線を直接受け続けるため劣化が早く進みます。同じ築年数でも、傷み方はお住まいによって大きく違います。
・表面に細かなひび割れが見える
・トップコートが剥がれている、めくれている
・排水口(ドレン)まわりに水がたまる
・サッシまわりのシールが切れている、硬くなっている
・ベランダの下の部屋の天井にシミがある
・前回の防水工事から10年以上経っている
なぜ、ガラスマットを必ず入れるのか
FRP防水のメンテナンスには、大きく2つの方法があります。
| 工法 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| トップコートのみ | 表面の保護層だけを塗り替える | 既存トップコートの状態によっては、新しい塗膜が剥離するおそれがある |
| ガラスマット敷設+トップコート (当社の標準) | 防水層そのものを1層重ねてから仕上げる | 防水層の強度が増し、次のクラックが入りにくくなる |
費用だけを見れば、トップコートのみのほうが安く済みます。それでも私たちがガラスマットを敷設するのは、数年で剥がれてやり直しになるより、一度でしっかり仕上げたほうが結果的にご負担が少ないと考えているからです。
本文の手順③でご紹介したとおり、ガラスマットを敷き込み、樹脂で固めてから仕上げます。この一手間が、次の10年を左右します。
防水を放置すると、シロアリのリスクが高まります
防水工事を先延ばしにされる方に、ぜひ知っておいていただきたいことがあります。
FRP防水の厚さは3mm程度です。わずかなひび割れからでも水は入り、下地の合板が腐り、柱や梁といった構造体にまで水が回ります。そして湿った木材は、シロアリにとって好条件の場所になります。
京都をはじめとする関西で多いヤマトシロアリの被害は、本来なら地面から1メートル程度までに限られます。ところが雨漏りで上から水分が供給されると、その制約が外れて上部まで被害が拡大します。梁など上部の構造材が被害を受けると、修理は難しく、費用も高額になります。
私たちはシロアリ駆除と防水工事の両方を自社で行っています。ですから防水の点検にうかがった際に、シロアリのリスクまで含めて判断できます。
よくあるご質問
Q. 雨漏りしていなくても、工事は必要ですか
雨漏りしてからでは、下地の張り替えや構造材の補修が加わり、工事が大がかりになります。症状が出る前のメンテナンスが、結果的に最も費用を抑えられます。前回の施工から10年以上経っていれば、症状がなくても一度ご確認ください。
Q. 工事中、洗濯物は干せますか
施工中および乾燥期間はバルコニーをお使いいただけません。規模や天候によって変わりますので、事前のお打ち合わせで具体的な日程をご案内します。
Q. 雨の日でも工事はできますか
できません。FRP防水は下地が乾いた状態でなければ密着せず、施工品質が保てないためです。天候によって日程を調整させていただく場合があります。
Q. トップコートだけの塗り替えはお願いできますか
お住まいの状態によってはご提案いたします。ただし前述のとおり、既存のトップコートの状態によっては新しい塗膜が剥離するおそれがあるため、点検のうえで最適な方法をご案内します。
Q. サッシまわりのシールも一緒にお願いできますか
はい。本文の手順⑤でご紹介したとおり、サッシ廻りのシール処理も工程に含めています。シールが切れていると、そこも雨漏りの入り口になるためです。
まとめ
ヤマト産業は、京都で30年間防水を行ってきた実績があり、豊富な経験で培った知識と技術を持ったプロフェッショナル集団です。
防水は、針の穴程度の穴でも雨漏りを引き起こす可能性があり、施工の品質は非常に重要となってきます。
私たちは、過去の経験をもとに防水の品質を高め、雨漏りによる被害からお客様の大切な家をまもるパートナーとして、お力になることができればと考えています。
長く地元に根付き、豊富な実績によって培った知識と技術がお客様の満足につなげられることがヤマト産業の強みです。
家の雨漏りや、メンテナンスについて、少しでも不明な点がございましたら、ぜひヤマト産業までお問い合わせをお願いします。




